階段のデザイン

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『階段のデザイン』です。

階段シリーズで種類や配置についてお伝えしてきました。

階段といってもそれぞれに特徴があり、組み合わせによって何通りにもなることがお分かりいただけたかと思います。

さらに、階段のデザイン(構成)について知っておくと、自分好みの素敵な階段への打合せがとてもスムーズですよ♬

それでは、階段のデザインで重要な部分(構成)についてみていきましょう

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<踏み面 / ふみづら>

階段で上り下りする時に足を乗せる段の上面部分。

奥行きのことも指し、建築基準法で15㎝以上の有効幅が必要と定められている。

<踏み板 / ふみいた>

踏み面の材料となる部材で「踏み板」や「段板」と言う。

一般的な木材から金属、樹脂など、素材は様々。

<蹴込み板 / けこみいた>
踏み板と踏み板の間を縦につなぐ部材のこと。

蹴込み板のない階段のことは「透かし階段」「スケルトン階段」と呼ぶ。

<蹴上げ / けあげ>

階段の1段分の高さのこと。建築基準法で23cm以下と定められている。

蹴上げの高さが高ければ急な階段、低ければ緩やかな階段になる。

<踊り場 / おどりば>

階段が長いときや向きを変えるときに設ける通常より広い段板のこと。

折れ階段や回り階段などには必須のスペース。

<手すり>

ストレートなタイプのものから、掴みやすさを確保するため波打ったような形状をしたものなど、多くの種類がある。

階段を上り下りする際の安全確保として重要だが、手すりのデザインによって、階段をさらに惹きたてることが出来る。

<照明>

デザイン性だけではく、安全性も確保しつつ、雰囲気に合う照明を選ぶのが大事。

手すりや足元のフットライトなどの設置もおすすめ。

ここで紹介した以外にも様々なパーツがありますが、今回はざっくりとお伝えしました。

これらのパーツの素材やデザインの組み合わせで、階段は自分好みに自由自在です

~ブラックの手すりやハイドアでラグジュアリーに仕上げた空間~


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~ブルーがアクセントの空間にナチュラルに溶け込む、ホワイトの手すりを使った階段~

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~珊瑚の塗り壁と窓からの日差しで明るいホワイト基調の階段~


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~フィンレイソンのスモーキーブルーが美しいアクセントクロスを使った階段~


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~スタイリッシュで開放感のあるスケルトン階段~
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注文住宅だからこそ、使用する素材や設置場所までこだわって、オシャレな階段をデザインしたいですよね

階段の種類

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『階段の種類』です。

設置場所から始まり、配置のポイントときまして、今回は階段の種類についてです

階段の種類ごとに必要なスペースもかわってきますので、配置と同時にお考えください

また、種類ごとにかかる費用にも違いがあります。それぞれの特徴をよく理解して、ご家族にあった最適な組み合わせにしましょう♪

<直線階段>

注文住宅で採用されることの多い階段です。1階から2階までを直線で結び、踊り場はありません。

省スペースで階段を作れますし、階段下部を収納スペースに仕立てることもできます。

デザインは直線的でシンプルです。見た目も綺麗で階段下をオープンにしたストリップ階段とも相性がいいです。

形がシンプルなので設置費用もかさまないですし、階段を挟んで緩やかに空間を区切ることも出来るのがメリットです。

急勾配の直線階段を避けたいので、敷地の大きさや間取りの要望によって左右されやすいという点はデメリットです。
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<回り階段・折り返し階段>

コの字型やU字に見える階段です。

踊り場を作れることがメリットで、もし階段で足を踏み外してしまってもにも階段の途中で止まることができます。

転がり落ちる段数を最小限にとどめることができ、安全性を高めることができます。

しかし、踏板の内側の幅が狭くなり足を踏み外しやすいというデメリットもあります。

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<かね折れ階段>

Lの字に見える階段です。曲がり部分に踊り場を設けることで安全性も高くなります。

吹き抜けに設置すると視線の変化も楽しめますし、階段下部を収納スペースに仕立てることもできます。

折れている分、広い面積が必要になり直線階段よりも費用は高くなります。


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<螺旋階段>

螺旋状に上り下りをする階段です。デザイン性に優れ、オシャレで個性的な雰囲気を楽しめるのが最大のメリットです。

一番小スペースで済み、狭いスペースに設置できて配置場所に自由度があります。

しかし、形状が複雑なのでコストが高くなります。

踏み面が全て三角形に近い形状で中心に近いほど踏む面積が狭くなるため、他の階段に比べ上り下りに注意が必要です。


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階段といっても色々な種類があり、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。

階段の配置とうまく組み合わせて、最適な組み合わせにしましょう♪

次回は階段の『デザインについて』ですお楽しみに!

階段の配置のポイント

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『階段の配置のポイント』です。

先週は階段の場所についてでした

場所が決まったら配置です。

どんな配置にするかで間取りもかわってきますよ。

早速ポイントを2つ、見ていきましょう

Point 1<壁に沿った配置>

空間を無駄なく使える定番の配置。

壁の近くに階段があるので、部屋をすっきり見せてくれます。

家具の置き場も悩みませんし、安心感のある配置です。

しかし、スタンダードでつまらなさを感じる方もいるかもしれません。

そんな時は、デザイン性アップで素敵な空間に

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Point 2<中央部に配置>

家のシンボルのような存在に

家族同士のコミュニケーションもとりやすくなります。

2階への動線を短縮したり間取りの工夫も出来ます。

階段をインテリアとして空間をデザインする楽しみも。

しかし、音やにおいが2階に影響しやすいというデメリットもあります。
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設置場所と配置のポイントを抑えたら、今度は『階段の種類』です

階段には、直線階段や折れ階段など種類があります。

階段の場所

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『階段の場所』です。

どんな階段をどこに配置するかはとても重要です。

場所を2種類に分けて考えてみましょう

①玄関近くの階段

②リビング内の階段
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どれも素敵な階段です

さて、各階段のポイントを抑えていきましょう♪

①玄関近くの階段
玄関入ってすぐに階段を配置するパターンです。

よく見かける配置ですね。

玄関からすぐ2階に行けるので、連れてきた友人がリビングなどを通らなくて済みます。

逆にデメリットは家族に会わずに2階に行き来できることです。

家族と顔を合わせる機会を積極的に作りたいのなら、玄関近くの階段は避けた方がいいかもしません。

②リビング内の階段
リビング内に階段をつくるパターンです。

近年人気の配置ですね。

2階に行くためにリビングを必ず通るので、家族が顔を合わせる機会が増えます。

デメリットは、連れてきた友人もリビングを通らなければならないことです。

また、冷暖房が効きにくくなったり、音が伝わりやすかったりという点もあります。

どちらのパターンもメリットとデメリットがあるので、ご家族のライフスタイルに合わせて考えるのがお勧めです。

場所が決まったら、階段をどういう配置にするかです。

家の壁に沿って配置したり

家の中央だったり隅だったり

それに合わせて種類を選んだり

(次回は階段の配置のポイントを抑えます♪)

階段と間取りの関係はとても深く、どこにつけるかで動線や室内の印象を大きく変えます。

家のどの部分に配置すればよいか、どんな種類のものがいいのか。

経験豊富なスタッフと相談しながら、皆様に合った間取りを考えましょう