『キッチンレイアウト ~ Ⅱ型 ~』

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『キッチンレイアウト ~ Ⅱ型 ~』です

前回、使いやすいキッチンレイアウトを考えるために、" Ⅰ型 "をご紹介いたしました。

重要になるキッチンの形ですが、いくつか種類があり、それぞれの特性を理解しておくことが大切です。

今回詳しくご紹介するのはⅡ型シンクとコンロが2列に分かれたキッチンのことでセパレート型キッチンとも呼ばれます。

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<特徴>

カウンターと壁側にシンクとコンロを分けることで、コンパクトなのに動きやすく、お料理の動線もムダがなく効率的に行える。

<メリット>

作業スペースが広く調理が効率的にできるので、複数人やお子様と一緒に調理がしやすい。

シンクとコンロへの移動は身体の向きを変えれば出来るので、作業動線が短くなる。

冷蔵庫の配置によってワークトライアングルが作りやすい。

シンク側とコンロ側の両方に収納を配置できる。

<デメリット>

キャビネットを2つ設置することができる広いスペースが必要となる。

野菜や食器などをシンクで洗い、コンロへ運ぶ際に床に水が落ちやすい。

作業スペースが前後にあり、体の向きを変えての作業となるので好みが分かれる。

<間取りの特徴>

オープンタイプは、リビングやダイニングと壁で遮られていないので開放感のある空間を実現することができる。

キッチンの側面壁に接しているのがペニンシュラキッチン、接していないのがアイランドキッチン。

セミオープンタイプは、ダイニングと対面になっているキッチンの前面に造作壁を設けるレイアウト。

手元がやや隠れるようにシンク前に立ち上げ壁を設置する。

独立型キッチンは、ダイニングや他の部屋と分かれていて、独立した部屋の中にキッチンがあるものを指す。

油や煙が他の部屋に広がらないというメリットがある。

『キッチンレイアウト ~ Ⅰ型 ~』

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『キッチンレイアウト ~ Ⅰ型 ~』です

前回、使いやすいキッチンレイアウトを考えるために、"ワークトライアングル"をご紹介いたしました。

ワークトライアングルを考える上で重要になるキッチンの形ですが、いくつか種類があり、それぞれの特性を理解しておくことが大切です。

今回詳しくご紹介するのはI型コンロ、シンク、調理台が一列に並んだキッチンのことです。

オーソドックスなタイプなので、見たことがある人も多いと思います。

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<特徴>

一番オーソドックスな形状。

壁付けタイプと対面のカウンタータイプに分かれる。

<メリット>

設置スペースが他のタイプと比べてコンパクト。

キッチンのスペースを有効活用できる。

横の移動のみで作業を行うことができる。

複雑な形ではないため、他のキッチンレイアウトよりもリーズナブル。

<デメリット>

キッチンの横幅が長くなる。

壁付けの場合、リビングやダイニング側からキッチンに置かれているものが丸見えになる。

カウンタータイプの場合、リビングやダイニング側に臭いがしてしまう可能性がある。

カウンターが低い場合は水はねしてしまう可能性がある。

<間取りの特徴>

対面カウンタータイプは、リビングやダイニングを向いて料理ができるため、家族とのコミュニケーションが取りやすい。

アイランド型やペニンシュラ型のように設置することもできるが、広めの設置スペースが必要となる。

壁付けタイプは、キッチンを壁に面して設置することでスペースを有効活用できる。壁に向かって料理をするので料理だけに集中できるが対面キッチンとは反対で、家族とのコミュニケーションが取りにくい。

『キッチンレイアウト~ワークトライアングルを考える』

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『キッチンレイアウト~ワークトライアングルを考える』です

使いやすいキッチンレイアウトを考える上で一番大事なのはキッチンの動線を考えることです。

動線が悪ければ使い勝手も悪くなり、家事の効率も下がってしまいます。

では、使いやすいキッチンのポイントとは何か。

それは、冷蔵庫・シンク・コンロの3つを結んで出来る三角形「ワークトライアングル」を考えること!

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【ワークトライアングル】

キッチンにおいて頻繁に利用する冷蔵庫・シンク・コンロの3カ所を線で結んだときにできる三角形の動線のことをいいます。

この距離が程良いと、キッチンでの作業が格段に快適になります。逆に、短くなりすぎると収納や作業する際のスペースが不足しているということも。ちなみに、ワークトライアングルは正三角形に近いほど作業動線が良いといわれています。

一般的に「2~3歩で移動できる長さ」が良いといわれていて、それぞれの距離は、冷蔵庫からシンクが1.2~2.1m、シンクからコンロは1.2~1.8m、コンロから冷蔵庫が1.2~2.7m。さらに3辺の合計が3.6~6mに収まるのが理想とされています✨

キッチン通路の幅の目安は、1人で利用するならば大体90cm、2人で利用するならば大体120cmです。

キッチン内では動きが出るので、使いやすいレイアウトのためにはこれくらいの通路幅が必要になります。それと冷蔵庫を設置した部分は、冷蔵庫前のスペースが狭くなるのことを忘れないようにしましょう!

ワークトライアングルの形はキッチンレイアウトによって変わってきます。

まず考えるべきなのは

① キッチンの向きを壁付けまたは対面式のどちらにしたいか
②独立した空間またはオープンかセミオープンのどちらにしたいか

ちなみに、キッチンの高さは最もよく利用する人の身長で計算するのがおススメです。

最適なキッチンの高さの目安は【身長÷2+5 cm】で計算します。

例えば、160cmの人の場合、160÷2+5=85cm、キッチンの高さは85cmが最適となります。あくまで目安ですので、実際の高さを体験してから判断してくださいね

『住宅ローンの基礎知識~全期間固定型~』

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『住宅ローンの基礎知識~全期間固定型~』です

代表的な3タイプ「変動型」「全期間固定型」「固定期間選択型」の中から、前回は「変動型」ついてお伝えしました。

今回は「全期間固定型」について詳しく説明します!

まず、固定金利タイプには、全期間固定型と固定期間選択型というのがあります。

全期間固定型は、金利が完済まで変わらず、返済額がずっと同じです。

固定期間選択型は、固定期間中の金利は固定され返済額が一定となり、期間終了時に再度金利のタイプを選べます。

<ポイント>

・よく聞く「フラット35」は住宅金融支援機構による全期間固定型の一つ。

・金利の動きに振り回されたくなければ、全期間固定型がおススメ。

・変動型よりも金利が高く設定されていることが多い。

・計画的な返済プランを立てたい方におススメ。

<メリット>

・返済額が一定で返済計画を立てやすい。

ローンの借り入れから完済まで金利が変わらないので、返済額が一定です。

・シンプルでわかりやすい仕組み。

金利動向のチェックや金利上昇による住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済の検討、再度金利タイプを選択するなどの必要がありません。

・金利上昇リスクを避けられる。

変動型は金利上昇のリスクを伴いますが、全期間固定型は金利上昇を心配する必要はありません。

・計画的な返済プランが立てられる。

返済額が一定なので、教育資金や老後の資金などを踏まえたうえで計画的に無理のない返済プランを立てることが可能です。

<デメリット>

・ほかの金利タイプよりも高い金利設定。

全期間固定型は変動型よりも金利が高く設定されています。変動型の金利上昇がなければ、総返済額は全期間固定型のほうが高くなってしまいます。

・金利が下降した場合、ほかの金利タイプよりも総返済額が多くなる可能性がある。

金利が下降した場合、変動型は金利が下がるため総返済額が少なくなる可能性があるが、全期間固定型は変わらない。

<まとめ>

金利上昇などのリスクは避けられますが、他の金利タイプよりも金利が高く設定されています。金利が高いというのは、長く借りれば借りるほど総返済額に影響してきます。検討しているプランが教育資金や老後の資金なども踏まえた上で無理なく返済できるものなのか、今後何にいくらかかるのか、人生シミュレーションをした上で、ご自身でしっかりと金利タイプを選ぶことをおススメします。

『住宅ローンの基礎知識~変動型~』

皆様、こんにちは。

本日のテーマは『住宅ローンの基礎知識~変動型~』です

前回、そもそも住宅ローンとは何かについてお伝えしました。

今回は代表的な3タイプ「変動型」「全期間固定型」「固定期間選択型」のうちの「変動型」について詳しく説明します♬

固定金利の場合は、毎月のローン返済額が変わりませんが、変動型は金融情勢の変化に伴い定期的に借入金利が変動し、返済額が増えたり、減ったりします。その為、固定金利よりも金利が低く、支払う利息が少なくて済む可能性があります。

<ポイント>

・金利は半年ごとに見直される。

一般的に4月と10月の半年に一度、金利が見直されます。そのため、毎月の返済額が変わる可能性がありますが、返済額の見直しは5年に1回という決まりがあります。ですので、金利が変動したとしても、月々の返済額は5年間は変わりません。

5年後の返済額は、その時点の元金残高と金利、残りの返済期間から再計算されて決まります。一般的に返済額が増える場合は、従来の返済額の1.25倍までが上限と定められています。ですので、見直し後の返済負担が大幅に増えるということはありません。

<メリット>

・固定金利よりも金利設定が低くなっている。

同一時点で他の金利タイプと比較した場合、他の金利タイプに比べて金利が低いケースが多く、返済額を抑えることができます。

・金利の変動がなかった場合や下がった場合は、ずっと低金利のままで、返済額が少なくなる。

途中で金利が変動し半年ごとに金利が見直されたとしても、低金利の状態が続けば結果的に総返済額も少なくなります。

<デメリット>

・金利が上昇するリスクがある。

金利が上昇した場合は、見直し後の返済額や総返済額が増える可能性があります。

・金利上昇により返済額が予想よりも増え、返済が苦しくなる可能性がある。

金利が上昇しても従来の返済額の1.25倍が上限と定めらているので、毎月の返済額に対しては上限があります。しかし、金利に対しては上限はありません。金利が上がり続けることで、毎月の返済額からは先に利息が引かれていき、残った金額から元金が引かれることになります。金利が上がることで元金の減りが遅くなり未払い利息が発生すると、最終的な総返済額も増えていくことになります。

<まとめ>

予定していた返済額よりも多くなれば、家計や生活にも影響が出ます。あくまでも金利の状況はこれからも変動していく可能性があると理解した上で、金利のタイプを選ぶことが大切です。

次回は金利の種類、代表的な3タイプのうちの「全期間固定型」について詳しく見ていきたいと思います。